当院では、尺骨突き上げ症候群、キーンベック病、舟状骨骨折・偽関節、橈骨遠位端骨折後変形治癒、腱断裂、肘靭帯損傷、上腕骨外側上顆炎など専門的治療を要する多くの疾患に対応しております。
関節リウマチに伴って生じる手指変形、手関節・肘関節障害、伸筋腱断裂などに対し、疼痛の軽減、変形の矯正、機能回復を目的に手術を行います。
従来の皮膚を大きく切る手術にかわり、1.9㎜~2.7㎜の小関節鏡を用い、小切開で傷跡が目立たない手術を行うことができます。代表的な対象疾患として、TFCC損傷、母指CM関節症、骨間靭帯損傷、変形性肘関節症、橈骨遠位端関節内骨折、舟状骨骨折などがあります。
神経損傷、血管損傷などはマイクロ顕微鏡を使用した縫合術を行います。マイクロ顕微鏡を用いることにより肉眼的には修復困難な組織の精巧な手術を行うことができます。
主に関節リウマチや変形性関節症によって関節の変形が強く生じた症例に選択されます。傷んでしまった関節を人工関節に置き換えることにより疼痛を軽減させることができます。人工指関節置換術、人工肘関節置換術などを主に行っています。