先輩の声
新人×教育担当者クロストーク
新人×教育担当者クロストーク
それぞれの紹介をお願いします。
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教育担当をしています。看護師10年目で、中4階病棟に勤務して4年になります。
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同じ中4階病棟で勤務しています。学生の時にこの病棟で実習をして、外科看護に興味を持ったので希望しました。
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同じく1年目で中4階病棟で働いています。元々、消化器外科に興味がありました。実際働いてみて、いろんな患者さんとお話しができ、先輩から色々と教えてもらって毎日楽しく働いています。
新人さんに対しては教育担当者が直接指導しているのですか?
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新人さんと教育担当者の間に実地指導者という役割の人がいます。実地指導者が技術の指導をしたり、新人さんからの相談を受けたりしてくれています。教育担当者は実地指導者と連携しながら教育計画を立てたり評価を行ったりしています。
実地指導者の方と教育担当者の方の違いを(新人さん目線で)
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実地指導者は3年目の方で、わからないことがあるとタイムリーに聞くことができ、年齢も近いので相談しやすい存在です。実地指導者の先輩とは毎月1回、振り返りをしてお互いの気持ちを共有できる関係性です。教育担当者の先輩にも同じように相談することができるので、大きな違いはあまり感じていません。
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私も同じです。
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中4階は周手術期病棟で、重症度が高い急性期看護が求められますよね。また、手術の患者さんだけではなく、終末期患者さんもいらっしゃるので、幅広い知識や技術が求められて大変だと思いますが、実際に働いてみてどうですか?
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初めて処置を行う時などは緊張しますが、デイパートナーシップでペアの先輩がいるので安心できました。その場で直接指導を受けながら実施して振り返りも一緒にできるので。
経管栄養、輸血や麻薬の管理など他の病棟に比べて経験できている看護技術がたくさんあります。それでも経験できないものについては、秋からのローテーション研修で手術室やICUにいって経験することができました。
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最初は手順を覚えることに必死でしたが、今は少しずつできることも増えてきて自信に繋がっています。周術期や終末期のさまざまな患者さんをみて、まだまだできないことも多い中で、今私にできることは患者さんに寄り添い、笑顔で患者さんとお話しすることかなと思っているので、それを大切にしながら1人ひとりの患者さんと関わるようにしています。
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私は注射が苦手ですが、「みんな最初はそうやったよ」と言って仕事が終わってからも実地指導者の方が練習に付き合ってアドバイスしてくれました。そういう先輩の支えがあったから、どうしたらうまくできるかな、もうちょっと頑張ってみようって思えました。
この1年を振り返って印象に残っている患者さんは?
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人工肛門を造設した患者さんを初めて受け持ちました。60代前半の男性で仕事もされており理解力もある方でした。人工肛門の管理や手技について指導を行い、自己管理できると思っていたのですが、退院前に人工肛門を指差し「これはゴムでできているのですか?」ときかれました。私は無我夢中で指導するあまり、患者さんが手術後に自分の体がどう変化し、それをどう理解しているのかの説明や確認が不足していたことに気づいてショックを受けました。
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今は入院期間が短くなって、患者さんとゆっくりと関わる時間も限られていますよね。その間にあれもこれも指導しなきゃと焦ってしまう。でも大切なことは、まずは患者さんの病気に対する受け止めや希望を確認することだと思います。そこからその患者さんに必要な支援は何かを一緒に考えていく必要がありましたね。
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人工肛門の自己管理ができるということで頭が一杯で、自分本位の介入になっていたと反省しました。
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私も患者さんと関わる中で、目先のことばかりにとらわれてしまいがちです。でも先輩はその先のことや退院した後のことまで考えて、患者さんやご家族の想いを確認しながら、看護されています。看護師間だけでなく他職種の方とも連携している姿を見て、こういう風にコミュニケーションをとって患者さんにより良い看護ができるようになりたいなって思います。
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2人ともすごく真面目で、何事にもコツコツと取り組んでいます。日々できることが増え成長している姿をみると、私たちも嬉しくなります。これからも看護師という仕事にやりがいを感じながら、患者さんにとって良い看護を提供していきたいと思っています。一緒にがんばっていきましょう。