当院について

ご挨拶

GREETING

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患者さまにより良い医療を提供します


院長 平松 直樹

 当院は1962年に堺の地で開院し、60余年にわたり地域の基幹病院として歩んでまいりました。当初は512床10診療科でしたが、その後、新たな診療科が次々と開設され、2019年には腫瘍内科、緩和ケア科も加わって、今では678床26診療科の体制で、より多くの患者さまに多様な医療を提供させていただいております。また、当院は、独立行政法人健康安全機構が全国に展開する労災病院の1つであり、2011年には国が定める「地域医療支援病院」として承認され、「日本医療機能評価機構認定病院」をはじめとした多くの認定病院、指定病院となっています。2020年には「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」にも認定されました。
 長き年月を経てこうして順調に発展してまいりましたが、これもひとえに皆さまのご理解とご支援によるものであり、心より御礼申し上げます。
 2022年に当院は新たな病院として生まれ変わりました。かねてより全国でも有数の手術件数を誇っていましたが、新病院では、さらに高度専門医療の拡充、救急医療を含む急性期医療の充実が図られています。手術エリアは3,200㎡の広さを有し、ハイブリット手術室(150㎡)を含む16室において、高度な手術やロボット手術など低侵襲の手術をはじめとした多種多様な手術を行っています。また、救急センターは、スタッフも充実し6床での対応が可能となり、集中治療室は、ICUやCCUを増床させ、新たに準重症例のHCUや脳疾患救急のためのSCUを設けました。さらに、最新の機器を備えた心臓カテーテル室は3室に増え、迅速かつ高度な処置が可能となり、内視鏡センターでは、回復ベッドを有した麻酔下での検査・処置ができるブースが7つに増え、透視下での処置専用室も新設されて、患者さまにとって安心かつ安全な内視鏡診療ができるようになりました。
 2024年4月に私は病院長に就任いたしました。当院には、先人たちの絶え間ない努力により幾多の古き良き伝統が築き上げられています。これを基盤とし、さらなる発展のために、「病院革命 Hospital Innovation」をスローガンに、西野特任院長と協力しながら、患者さまにより良い医療を提供できるよう、また職員全員にとって働き甲斐のある職場にできるよう、スピード感をもって改革に臨んでまいります。
 今後なお一層、「誠実で質の高い医療を行う」という当院の基本理念のもとに、「急性期医療の充実」「高度専門医療の推進」「地域医療連携ネットワークの構築」「勤労者医療の展開」などの基本方針を実践し、当院のスタッフ全員がONE TEAMとなり、これからも南大阪の地域の中核病院として、信頼される質の高い医療の提供に全力を注いでまいります。今後とも、ご支援、ご鞭撻いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

院長 平松 直樹